個太郎塾 稲田堤教室・市が尾教室のブログ

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何でマイナス×マイナスはプラスなの?

こんにちは、個太郎塾の北村です。

今日は負の数のかけ算、わり算を解説します。

まだ引き算の記事を読んでいない人は、そちらもぜひ読んでくださいね。

マイナスの引き算ってどういうこと? - 個太郎塾 稲田堤教室・市が尾教室のブログ (hatenablog.com)

 

今回は2ステップで理解しましょう。

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ステップ1

かけ算のイメージ

 

かけ算には物を積むイメージがある。

2×3ならこんな感じだ。

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A×Bなら、Bが積む方向を表している。

ここまでは大丈夫かな?

 

では、思い出してみよう。

皆はかけ算に対して、すでに向きを意識していないかな。

例えば『縦2cm×横3cm』なら、横に積むイメージじゃないかな。

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『底面積6cm×高さ3cm』なら上に積むイメージじゃないかな。

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高さのない平面を積むのはおかしな表現だけど

紙を重ねていくと立体になるようなイメージだね。

 

このような、Bの方向に積むイメージを意識してね。

 

 

ステップ2

負の数のかけ算をやってみよう。

 

先ほどのA×Bをもとにして考えよう。

(+2)×(-3)=(-6)

この場合、Aは(+2)、Bは(-3)だ。


また、『-』は逆方向という意味だったね。

※前回参照

だから、(+2)×(-3)は

(+2)を逆方向に3つ積むイメージだ。

 

まずは(+2)をイメージして

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反対方向にする。

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そして、3つ積もう。

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どうだろう。イメージ出来てきたかな?

 

次に、負×負もやってみよう。

(-2)×(-3)=(+6)

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イメージできたかな?

向きが変わる、積まれていく、このような図的なイメージは後々役に立ってくるよ。

 

補講

負の数のわり算

 

今回はわり算まで解説するよ。

わり算は、逆数のかけ算に直せる。

だから、かけ算と一緒の考え方でOK。

(-1)÷(-3)は

(-1)×(-⅓)として考えよう。

 

まずは(-1)をイメージして

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それを逆向きに、⅓積むイメージだ。

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逆数のかけ算については、改めて解説が必要な人もいるかもしれない。

けど、ひとまずはこのようなイメージだ。

 

もちろん、公式的に解くのもありだけど、起きていることをイメージできてからにするのがオススメだよ。

正負の計算のイメージを固めよう。

  

個太郎塾 稲田堤・市が尾教室

北村昌之