個太郎塾 稲田堤教室・市が尾教室のブログ

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中野島中2年 前期期末試験分析 2020年9月

【中野島中2年 前期期末試験】

 

・英語
リスニング12問、英作文6問、知識文法20問、読解8問。
単語記述、穴埋め選択、並べ替え、英作文、読解、どのタイプの問題も欠かさず出題されています。穴埋めは多くがBe動詞とDoの形を判断する問題、並べ替えは重要表現を用いたものが目立ちます。読解はセンター試験・公立高校過去問を簡単にしたような問題で、教科書準拠の問題集だけでは対策が難しく、工夫が必要となるでしょう。英作文は配点が高く、特にラスト2問は合計18点、ここを逃すと高得点は難しいでしょう。
総合して、読解、英作文が苦手な生徒は点の伸びにくい構成となっています。知識の暗記で満足せず、それらを活用してほしいというメッセージが込められているように思えます。この問題で高得点をとるためには、学校の問題集を繰り返すだけで不足が出るでしょう。問題集を行った後、読解、英作文を別教材で練習することが求められます。


・数学
技能37点、知識・理解36点、見方や考え方27点。
上記のように配点バランスがよく、他の学校同様、計算問題の中にレベル幅を持たせて細かく計算技能を評価しています。知識題は用語自体を答える問題はなく、用語の定義が分からないと答えられない問題を出し、それをもって知識・理解をはかろうとしています。言葉の理解を大切にしている先生のように思えます。3ページ目は全て文章・図形題となっており、どの問題も頻出パターンです。このテストで点をとるためには、まず用語の定義をしっかりと確認し、人に説明できるようにしましょう。そのうえで、問題集を繰り返していくと良いでしょう。

 

・国語
漢字20問、アイスプラネット15問、枕草子12問、バイオロギング17問。
問題数としてはバイオロギングが最多であるものの、アイスプラネットに50字程度の記述が2つ含まれており、結果的にアイスプラネットへかける時間が一番多くなるでしょう。このテストで点をとるためには、記述題にある程度の時間を割くことを考え、選択題に時間をかけないことが大切です。教科書本文を何度も読み、どこに何が書いてあるのかをさっと答えられるようにしましょう。また、意図的に似た選択肢を設けている節もあり、4つの選択肢を読み切ったうえで解答するよう心がけましょう。

 

・理科
生物、地学、物理から出題。中野島は他校に比べて理科の範囲が広い(前年内容が含まれる)ことが特徴で、難度はやや高めです。しっかりついていけば入試の得点力も自然と上がっていくでしょう。

このテストでは、複雑になりやすい単元は選択題を設け、単元間の難易度をフラットにする工夫がなされています。しかし範囲が広く、70問と問題数も多いため、スピードが必要です。このテストで点数を取るには、標準的な問題をスピーディに解けるよう、教科書準拠の問題集を何度も繰り返すことが大切です。

 

・社会
歴史は、高校入試ではなく、高校日本史、高校世界史への導入が意識されているように思えます。頻出の知識を問いながらも、問い方、選択肢が他の学校と比べて独特で、教科書の暗記だけでは点の取りにくいテストです。このテストで点を取るためには、説明から出来事を選択する問題よりも、出来事の内容を説明する問題に慣れておく必要があるでしょう。

地理分野は、前半は用語を素直に入れていく問題が目立ち、後半には様々なグラフを用いた読み取り問題が用意されています。資料題の練習は必須です。問題集をこなすか、常日頃から資料を読み、読み取れることを質疑応答していくと良いでしょう。

 

総じて、難問は出されず、1つ1つの問題を見れば例年並みのレベルでした。しかし、通常であれば6・7月に行っていたテストが9月に移動し、対策すべき範囲が広がりました。単純に難化と言えるでしょう。

次回は12月頭のため、残り1.5か月間でしっかり上げていきたいところです。

 

テストがまた近くなってきましたので、テスト分析の公表は、今回はここまで。菅中、中野島中、南菅中の生徒たちには、今週末から無料のテスト対策会を実施していきます。